屋内配線と電磁波
屋内配線と電磁波について
屋内配線は電磁波の発生源
最近パソコンや携帯電話からの電磁場が騒がれていますが、建物における電磁場の発生源は、ほとんどが屋内配線って知っていましたか?
この20年間で大きな変化を遂げてきたのは、家の中の照明器具とコンセントの増加です。新しい家でまず目に付く玄関ホールからキッチンそしてダイニングへと天井に埋め込まれているダウンライトを数えてみてください。
さらに、階段周りから寝室や子供部屋そして洗面所に至るまで、どのくらいの照明器具を使用しているでしょうか?そして、お部屋には家電製品を使うときに不便さを感じないようにお部屋の四隅にコンセントを設置しているでしょう!この数を数えてみてびっくりするはずです。
この照明器具やコンセントそのものから発生している電磁場はある程度の距離があるので、ほとんど問題はありませんが、そこに電気を供給している「屋内配線」から電磁場の「電場(交番電界)」と言うものが360度方向に直径で約70cmの範囲で25V/m以上発生しています(屋内配線から磁場は発生しません)。つまり、床や壁の内側に入っている配線から発生している電場は電位が低いほうへと伝播しているという特徴をもっていますので、床の上や壁に直接触れ続ける身体へ伝播していくのです。
電磁場除去装置エルマクリーンでパソコン、電子レンジ、その他の家電製品をアースすることは可能ですが、建物における電磁場の発生源は他にもあるのです。それは、屋内配線から発生する電磁場です。屋内配線は、この20年間で約5倍〜6倍に膨れ上がっています。例えば、木造二階建ての住宅では、以前は150m程度でよかった配線を、今は1,000m以上も使っています。今や私たちは、電気コードのケージの中で生活しているようなものなのです。
上の写真は屋内配線を図式化したものです。電気配線は室内の壁の中を縦横無尽に張り巡らされています。まるで電気コードの鳥かごの中にいるようです。
屋内配線はブレーカーを落とさない限り、常に電圧がかかっていますので、配線が重なった場所からはかなり強い電場が発生します。私たちは20年前と比べ、とても便利な生活を手に入れました。しかし、一見豊かな暮らしは、目に見えない不要な副産物をも生み出しました。私たちの住まいはアースをして、過剰なものを取り除かなければならない環境に変化してきているのです。
施工中の電気配線。一軒の住宅に使用される電気コードは1,000m以上。
実際に見てみるとその量に驚くことでしょう。
住まいの中での電磁波の発生源は家電製品と屋内配線ですが、磁場は一部の家電製品を除いては屋内配線も含めほとんど発生しておらず、住まいの電磁波問題は電場であると言いきっても過言ではありません。
屋内配線と電磁波
屋内配線の電磁波対策
アースをするということ
電場対策として有効なのは、対象物から離れることですが、離れることが出来ない場合はどうしたらよいのでしょうか。
もうひとつの電場対策は「アース」です。アース(接地)は余分な電気を逃がし、感電防止などの役割を果たすためのものですが、実は結果的に電場をも逃してくれるのです。
壁・床・天井に張り巡らされている屋内配線からの電磁場は、様々な部材を伝わって伝播し、身体の表面を覆うのです。電磁場の室内への侵入を防ぐために、アースをする必要があるのです。
屋内配線の電磁波対策は、電磁波と暮らしを考えるポータルサイト「オールアース住宅」に詳しく説明されています。
「オールアース時代がやってくる」の著者 土田直樹氏(株式会社レジナ 代表取締役)が、市販の電磁波測定器ではわかりにくかったほんとうの電磁波の実態をお調べします。
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